イチョウ・ケヤキ・クスノキ


イチョウ(銀杏)

イチョウ(銀杏)

 

 裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する。中国原産。

 氷河期にほぼ絶滅し、イチョウは唯一現存する種で、生きている化石としてレッドリストの絶滅危惧に指定されている。

 東京都の木であり、街路樹など全国で普通に見かける樹木で、食用(ギンナン)、観賞用、材用として栽培されいる。ちなみに、都のシンボルマークはアルファベットの「T」が由来で、イチョウの葉が由来ではないそうです。

 

 雌雄異株で、ギンナンは雌株にのみ付くが剪定すると何年かは実を付けない。ちなみにアルカスマンションにある雌株は集会室北側の1本のようで、昔は登ってギンナンを落とし皆で採ったことがある。

 ギンナンの被(果肉)は軟化するとカルボン酸類特有の異臭(悪臭?)を発する。 

 イチョウ材は油分を含み水はけがよく、材質も均一で加工性に優れ、歪みが出にくい特質がある。そのため、カウンターの天板・構造材・造作材・建具・家具・水廻りなど広範に利用されており、碁盤や将棋盤にも適材とされるほか、特にイチョウ材のまな板は高級とされている。

 また、火に強い性質があるため、江戸時代の火除け地に多く植えられていた。 

 雑誌などでイチョウ葉茶の作り方が掲載されることがあるが、これに対して国立健康・栄養研究所は「イチョウ葉を集めてきて、自分でお茶を作るという内容であり、調製したお茶にはかなり多量のギンコール酸が含まれると予想され、そのようなことは勧められません。」としているので注意が必要なようです。

 イチョウの葉は滑りやすく、緑公園の道の濡れ落ち葉上では転倒しないよう特に注意が必要です。 

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


ケヤキ(欅)

 ケヤキ(欅)

 

 ニレ科ケヤキ属の落葉高木。ツキ(槻)ともいう。 

 高さ20 - 25mの大木になり40mを超す個体もある。葉の鋸歯は曲線的に葉先に向かう特徴的な形であり、鋸歯の先端は尖る。雌雄同株で雌雄異花である。花は4 - 5月頃、葉が出る前に開花する。

 秋の紅葉が美しい樹木でもある。個体によって色が異なり、赤や黄色に紅葉する。

 アルカスマンション建設当初、欅は何本かあったが、次第に大木となり維持管理費がかかることなどもあり整理され、今では集会室付近の2本となった。

 ケヤキ材は木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物に使われる。日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられた。

 

 

  ※詳しくは Wikipedia にて。


クスノキ(楠)

クスノキ(樟、楠)

 

 クスノキ科ニッケイ属の常緑高木である。

 暖地で栽培される変種としてホウショウがある。食用となるアボカドや、葉が線香の原料となるタブノキ、樹皮が香辛料などに利用されるシナモンは近縁の種である。 

 4月末から5月上旬にかけて大量に落葉する。

 各部全体から樟脳の香りがする。樟脳(ショウノウ)とはすなわちクスノキの枝葉を蒸留して得られる無色透明の固体のことで、防虫剤や医薬品等に使用される。カンフル注射のカンフルはこの樟脳を指している。 

 クスノキの語源は、全体に特異な芳香を持つことから、「臭し(くすし)」が「クス」の語源となったという説や、「薬(樟脳)の木」が語源であるとする説の他、防虫効果から元来虫除けに使われたくす玉(楠玉)が語源であるという説もある。 

 クスノキの葉は厚みがあり、葉をつける密度が非常に高いため、近年交通騒音低減のために街路樹として活用されることも多い。

 アルカスマンション集会室付近には太い楠が数本あったが今は整理され、集会室南側の1本となっている。伐採跡からは毎年新芽が出ていて、楠の強い生命力が感じられる。

  

  ※詳しくは Wikipedia にて。