カルミア・クチナシ

カルミア(西洋シャクナゲ)

カルミア(西洋シャクナゲ)

 

 

カルミア属とはツツジ科に属する植物の属。約7種があり、常緑の低木で高さは0.2-5 m 。北アメリカおよびキューバ原産。酸性の土壌で生育する。北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルム(Pehr Kalm)にちなみ命名された。

和名は、セイヨウシャクナゲ、アメリカシャクナゲ。 

 葉は披針形で長さ2-12 cmであり、茎に螺旋状につく。つぼみは突起があり金平糖状。花は白、ピンク、紫などで、10から50個の散房花序である。ツツジ属に似るがより平らで、星型の萼とつながった5枚の花弁がある。直径は1-3 cm 。果実は5つの丸い突出部のある蒴果で、開裂して多数の小さな種子を出す。

葉はグラヤノトキシンを含み有毒。特にが中毒しやすく、一部の種はLambkill(「羊殺し」)と呼ばれている。

観賞用に栽培される。

 

  ※詳細は Wikipedia にて。


クチナシ( 梔子、巵子、支子 )

クチナシ(梔子、巵子、支子)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。

 庭先や鉢植えでよく見られる。

 乾燥果実は、生薬・漢方薬の原料(山梔子・梔子)となることをはじめ、着色料など様々な利用がある。

 和名クチナシの語源には諸説ある。果実が熟しても裂開しないため、口がない実の意味から「口無し」という説。また、上部に残る萼を口(クチ)、細かい種子のある果実を梨(ナシ)とし、クチのある梨の意味であるとする説。他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木)、よってヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味からクチナシに変化したという説もある。

 

 漢名(中国植物名)は山梔(さんし)である。日本では漢字で、ふつう「梔子」と書かれるが、実が裂開しないため「口無し」が正しいとする説もある。

 

 八重咲きの栽培品種が多く、別名ガーデニアともよばれる。花にはジャスミンに似た強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は「ジャスミンのような」という意味がある。

 

 東アジアの朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島に広く分布し、日本では本州の静岡県以西・四国・九州、南西諸島の森林に自生する。野生では山地の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。

 

 樹高1 - 3メートル (m) ほどの常緑の低木で株立ちする。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形で全縁、長さ5センチメートル (cm) から12 cm、皮質で表面に強いつやがある。葉身には、並行に並ぶ筋状の葉脈が目立つ。筒状の托葉をもつ。枝先の芽は尖っている。

 

 花期は6 - 7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ芳香がある花を咲かせる。花の直径は5 - 8 cmで、開花当初は白色だが、徐々に黄色がかるように変化していく。萼、花冠の基部が筒状で、先は大きく6裂または、5 - 7片に分かれる。花はふつう一重咲きであるが、八重咲きのものもある[8]。

 

 秋(10 - 11月)ごろに、赤黄色の果実をつける。果実は液果で、長さ約2 cmの長楕円形[10]、側面にはっきりした5 -7本の稜が突き出ており、先端には6個の萼片が残り、開裂せず針状についている。多肉の果皮の中に90 - 100個ほどの種子が入っており、形は卵形や広楕円形をしている。液果は冬に熟す。八重咲きの品種では、種子はできない。

 

  ※詳細は Wikipedia にて。