ツツジ(躑躅)
ツツジ(躑躅)
とはツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物もある。
日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。
一般的に、ツツジは4月頃開花し葉は柔らかく、サツキは5月頃開花し葉はつやがあって固い、という分け方をしているようである。そのことから、アルカスマンションのエントランスや緑道に植えられているのは写真のようにむらさき色のものだけだが、「おおむらさきツツジ」(平戸ツツジ)か「久留米つつじ」であろうと思われる。ヤオコーの植物名板には「オオムラサキツツジ」と書いてあり、また公園には「クルメツツジ」と書いてあったが、私にはどれも同じ種類に見える。
花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができ第二次世界大戦中は当時の子供たちの数少ない甘みとなっていたが、多くの種に致死性になりうる毒成分のグラヤノトキシンが含まれ、特に多く含むレンゲツツジは庭木として利用されることもあるので事故を避けるために注意しなければならない。
ツツジは日本では古くから園芸品種として、交配され美しい品種がたくさん生まれた。中でもサタツツジとヤマツツジやミヤマキリシマなどをかけ合わせて生まれたクルメツツジはその代表で種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。近隣で見られる色とりどりのツツジはこれであろうと思われる。
サツキとマルバサツキおよびその交配種は特にサツキと呼ばれているが、クルメツツジなどと同じく常緑ツツジの仲間である。
アジアからヨーロッパに常緑のツツジが持ち込まれて園芸化さされたものが、ベルジアン・アザレアと呼ばれ現在鉢花として大量に生産されている。トウヤマツツジを主に、ケラマツツジやサツキの品種などもその育種に用いられている。また日本のレンゲツツジや北アメリカの落葉性の原種が園芸化されてエクスバリー・アザレアあるいは匂いツツジなどと呼ばれている。
※詳しくは Wikipedia にて。
サツキ(皐月)
サツキ(皐月)
ツツジ科ツツジ属に分類される植物で、山奥の岩肌などに自生し、盆栽などで親しまれている。
他のツツジに比べ1ヶ月程度遅い5~6月頃、つまり旧暦の5月 (皐月) の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたと言われる。
ほかのツツジ類と比べて花形や樹形についてはほとんど相違がないが、開花期が異なるために園芸的に区別されている。
ツツジ類としては葉が固くて小さく、茎には這う性質が強い。根が水に強く、加湿を嫌うツツジとは対照的である。
アルカスには玄関前付近に多数植えられており、今年(2017.5)は特に綺麗に咲いて見事だった。
※詳しくは Wikipedia にて。
ドウダンツツジ(灯台躑躅)
ドウダンツツジ(灯台躑躅)
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉広葉樹。
「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたもの。
低木で、庭木や植え込みとし良く見かける。4月上旬~5月中旬頃に白色の釣り鐘のような花を咲かせる。
ツツジ科の特徴として根が浅いので、乾燥に弱い。
新緑、花期、紅葉と、見時が多いがまっ赤な紅葉は見ものである。
アルカスマンションにもエントランス中心に数多く植えられており、紅葉を楽しめる。
※詳しくは Wikipedia にて。