ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)
ベニバナトキワマンサクは園芸においてトキワマンサクとして出回っているのは、1972年に中国で発見された、濃いピンク色の花を咲かせるトキワマンサクの変種。
マンサク科・トキワマンサク属にただ1種のみ分類される常緑樹。
マンサク科の代表品種であるマンサク(花は黄色)は、落葉性であるのに対し、常緑性であることから「常磐万作(トキワマンサク)」と名付けられた。
日本から中国、インドと幅広い地域に分布しているが、日本での自生地は静岡県、三重県、熊本県の3箇所に限られ、自生数は20株ほどしかないことから、環境省のレッドリストでは絶滅危惧1B類に分類されている。
春(4月-5月)の訪れとともに、枝先に6~8輪の白い花(ベニバナ常盤万作は紅紫色)を咲かせる。花は、細長い4枚の花びらをリボンのように垂れ下げることが特徴。
美しい花色で鑑賞価値も高く葉が密に茂り樹高も低く抑えることができるので、庭木や生垣に広く利用されている。
アルカスマンションでは29期の大規模植栽改善のとき生垣として導入され今年(2017.4)も綺麗な花が咲いた。ただ、葉には毛が生えていて、落葉の掃除が大変である。
マサキ(柾)
マサキ(柾)
ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。別名、オオバマサキ、ナガバマサキ、コバマサキ、ボウシュウマサキ、ヤクシママサキ。
樹高は1-5mになる。若い茎は円く、緑色。
葉は、短い葉柄をもって対生し、葉身は倒卵円形から楕円形で、長さ3-8cm、幅2-4cmになり、厚く革質で、強いつやがある。葉先は鋭頭で、基部は円形からくさび形、縁には低い鋸歯がある。斑入りのものもある。
花期は6-7月。今年枝の上部の葉腋から、集散花序を付ける。花は黄緑色で小さく、目立たない。
中国、朝鮮半島、日本(北海道南部以南、本州、四国、九州、沖縄諸島、小笠原諸島)の海岸近くの林に生育する。
刈り込みに強く、密生することから、生け垣や庭木としてよく用いられる。
アルカスマンションの緑道には、隣接マンションに対する目隠しとして植えられていたものが、十数本残っている。剪定はしやすく比較的管理しやすい樹木である。
※詳しくは Wikipedia にて。
シラカシ(白樫)or ウラジロガシ(裏白樫)
シラカシ(白樫・白橿)
ブナ科コナラ属の常緑高木、いわゆるカシ類の一種である。
名前は、材が白色であることから。樹皮の黒さから「くろかし」の名もある。
福島県以西、朝鮮半島南部の山地に自生するが、主に関東地方の照葉樹林帯に多い。
樹高 は 20m、樹皮 は 黒色。
葉 : 5〜12cmの長楕円形で互生し厚い。上半部の縁には鋸歯があり、上面は濃い緑色でつやがあり、下面は薄い緑。ウラジロガシのように白いわけではない。
用途
樹木 : 防風樹、防火樹、生垣、公園樹、街路樹、庭木。
材 は 固くて重く、弾力に富む。器具、薪、木刀として利用。
葉は結石溶解作用があるとして、民間薬として服用される。
ウラジロガシ(裏白樫)
ブナ科コナラ属の常緑広葉樹。ウラジロカシとも。
高木で20m以上に達する。樹皮は暗褐色から灰色で、滑らか。葉は互生し、倒卵状-楕円状長楕円形、長さ5-13cm、鋭尖頭で、葉縁に鋸歯を持つ。アラカシなどに比べて、鋸歯が鋭くとがるのが特徴。葉の裏面に粉白色を呈す(これが和名の由来)。
雌雄同株。花は穂状で5-6月頃に咲き、雄花序は新枝の基部から下垂し、長さ4cm前後、褐色の軟毛を密生する。雌花序は新枝の上部の葉腋に付き、長さ7mm前後。堅果(どんぐり)は広卵状楕円形-長楕円形、長さ2cm前後で他種よりも比較的細長い、色は濃褐色。
日本では本州の宮城県・新潟県以南から四国、九州、琉球列島に分布する。
低地-山地の尾根沿いや渓流沿い等の温暖湿潤な環境に生育する。人里周辺ではあまり見ないが、本州中南部以南の山腹地域における照葉樹林の重要な構成要素である。人里周辺では往々にしてシイやアラカシと入れ替わる。
アルカスには緑道を含め何本かの「樫」があるようだが素人には見分けがつきづらく迷ってしまいます。したがって、ここでは、公園入口は「シラカシ」、緑道は「ウラジロガシ」と の判断をしておきます。「アラカシ」は無いのではないかt思います。
※「シラカシ」の詳細は Wikipedia にて。
※「ウラジロガシ」の詳細は Wikipedia にて。
※「アラカシ」の詳細は Wikipedia にて。